意外と欲しい人いるかも? タタ・ナノが福岡MSで日本初上陸!
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ウワサの10万ルピー(約21万円)カーがやってくる!
12月11日(金)~14日(月)、マリンメッセ福岡などで開催される福岡モーターショーにタタ・モータース「ナノ」の展示が決まった。インドのデリー州と友好提携を結んでいる福岡県の仲介で実現したもので、日本での公開は初めてとなる。
戦後、日本にスズキのスズライトやスバル360が登場したのは1950年代。大衆のモノと豊かさへの憧れが、日本の復興を牽引し、後押ししてきたのは間違いない。そして2008年、二輪車で4人家族が移動する風景もザラなインドに現れたのが「10万ルピーで家族4人が乗れる自動車」......ご存知、タタ・モータースの「ナノ」である。
2009年3月、予約開始と共にサイトと展示場に人々が殺到したのも納得。価格は11万2735ルピー(訳21万円)と、インドの新中間層と呼ばれる消費者層のちょうど年収に収まる程度で、それまで最安だったマルチ・スズキ・インディアの「マルチ・800」の20万ルピーの約半額。二輪車は3~4万ルピーが相場であったため、ちょうど乗換えるのにぴったりな大衆車として、販売開始前に20万台の予約が入った。
全長3100×全幅1500×全高1600mmのコンパクトな5ドアハッチバック。最小回転半径は4m。最安モデルでは、ラジオやエアコンはもちろん、なんと助手席側のサイドミラーすらもオプションと徹底的にシンプル。ワイパーは1本のみ、ホイールナットは3本、4速MTのみというまさにギリギリ装備ではあるが、インドの法令では定められていない横転テストやオフセット衝突テストも実施しており、8か月または2万4000kmの保証を付けて販売されている。
新開発624ccの2気筒ガソリンエンジンをリアに搭載した後輪駆動。最大出力は35ps/5250rpm、最大トルクは4.9kgm /3000rpmとさすがに非力だが、車重が600kgと軽いため、最高速度は105km/hとなっている。燃費はインド国内ガソリン車で最高の23.6km/リットル。CO2排出量はインドでは最も少ない101g/kmを達成した。インドの排出ガス基準、 BS-IVにも適合している「エコカー」なのである。
EVなどのハイテク車や豪華なラグジュアリー・カーが並ぶ中にあっても、「とにかく安い」というとってもわかりやすいコンセプトを持つ「ナノ」はかなりの目玉になるだろう。むしろ、今の日本なら、欲しい人もけっこういるような気がするのだが......あの戦後の復興の勢いがうらやましい昨今、インドの希望の星を眺めて、もうひとがんばりしてみるのもいいかもしれない。






